「立川志の輔絶賛 するめいか」時価
“半生”の歯ごたえはわが故郷の自慢!(立川志の輔)
私は富山は新湊の生まれなんです。だから子供の頃はおやつと言えば近くで獲れるスルメ。物資のない時代に育ちましたからねぇ。
こればっかり食ってました。
そのせいか当時はさほど有難味を感じなかった。
でも長じて酒を飲むようになってくると改めて美味しさがわかりましたね。
一夜干しでも乾物でもない半生だけがもつ歯ごたえ、香り、塩加減。どれをとっても“絶妙”のひと言に尽きるんです。
志の輔流の食べ方を教えましょうか。
足の部分を手でちぎり、体の端にハサミで一センチ間隔で切りこみを入れます。
それで網でサッとあぶり熱いうちに切り込みに沿って裂き、マヨネーズ、七味、ゆず、しょうゆなど好みの味つけで、はい、どうぞ。
酔って故郷自慢なんかするとね、私いつもスルメの話ばかりしているらしいですよ。そんなわけでお世話になった人にはいつもこの日本一美味いスルメを贈っております。